10月21日 ベルリンフィルがやって来た!

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  「うーん、正確な音が出てる」    シュピーラーサン、金子さん、井戸田さん
 今日、わたしの夢が一つ現実になりました。
 ARISTOCRATのホームページやパンフレットには、「家にベルリンフィルを呼べたら・・・」とい うコピーを載せています。ベルリンフィルはわたしの最も敬愛するオーケストラであり、ベルリンフィルの再現はわたしにとってオーディオの究極の目標です。
 光栄にも、そのベルリンフィルの生ける伝説であるレオン・シュピーラーさんをサロンにお招きすることができました。これはN響のコントラバス奏者、井戸田善之さんの御尽力のおかげです。本当に感謝いたします。
 シュピーラーさんは、ベルリン生まれで、御年81歳。1963年から1994年まで30余年をベルリンフィルの第一コンサートマスターとして送りました。ミシェル・シュヴァルベ、トマス・ブランディスとともに、カラヤンの全盛期をがっちりと支えた名匠です。
 私はビジネスに携わる者としてGEのジャック・ウェルチ前会長を始め世界の名だたるカリスマ経営者の方々とお会いしてきましたが、超一流の人間にはいずれも共通した性格が感じられます。それは、彼らが常に自然体であるという点で、シュピーラーさんにも同じ性格を見ることができました。
 この性格は、個人のみならずベルリンフィルのような団体にもあてはまるように思います。彼らのステージを見ていると、まるで素人オケのように楽員たちは演奏が嬉しくてしかたないといったふうに登場します。この無邪気な面持ちと、世界最高峰のオーケストラという実体との間にある大きなギャップは、他の一流と呼ばれるオケには見られない特徴ではないでしょうか。
 さて、話をシュピーラーさんに戻します。まずは、カラヤンとベルリンフィルのDVD鑑賞会です。もちろん、スクリーンにはシュピーラーさんの勇姿が映っています。画面に映っている本人がすぐ隣にいるという、まさに希有な体験です。これはまるで岩下志麻さんを隣に「秋刀魚の味」を観るくらい貴重なことではありませんか。
 目の前にいらっしゃるシュピーラーさんの居住まいは謙虚そのものです。スクリーンでは同じシュピーラーさんが演奏を格調高く繰り広げています。そのギャップからベルリンフィルの一時代を担った偉大な人物のオーラがゆったりと流れ出し、部屋の空気を満たして行きました。
 その後、音楽を聴きながら伺ったシュピーラーさんのお話が、また貴重でした。第1ルームで最初にかけたのは、エーリッヒ・クライバーがベルリンフィルを振ったシューベルトの「未完成」テレフンケンSP盤です。シュピーラーさんは子供時代をアルゼンチンのブエノスアイレスで過ごしているのですが、12~3才位の頃、同じ街に亡命していたクライバー家の息子、カルロスとよく遊んだというお話にはびっくりしました。(調べてみると、これは1940年頃のことのようです。ちなみにシュピーラーさんはカルロスの二歳年上にあたります。)
 その後第3ルームに移り、カラヤンとの思い出や世界中のコンサートホールでの音響等お話をたくさん賜りました。その内容は後日ホームページでのエッセイでご紹介させて頂く予定です。ご期待ください。
 ところで、今日はいつもお世話になっているベーレンプラッテの金子さんもお呼びしたのですが、この人がこんなにドイツ語がうまいとは知りませんでした。
しかも、それを横で聞いている井戸田さんも、、ドイツ語がわからないと言っていたはずなのに、シュピーラーさんのお話に、うんうんと相槌を打っているではありませんか。おかげで、もう一人のお客様である洗足学園図書館長の村上さんとわたしは、「ここはドイツじゃないぞ」といじけておりました。
 でも、いつかヨーロッパの音楽会鑑賞ツアーに出かける時は、金子さん、ぜひご一緒しましょう。その語学力でよろしく。

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コメント(1)

ベーレンプラッテの金子です。
あの時は、お世話になりました。

私も、今日から、シュピーラーとの思い出を何回かに分けて書きたい思います。

今、私はウィーンにおります。

昨日は、ティーレマンとウィーンフィルの特上のベートーヴェンを聴き、興奮で眠れぬ夜をすごしました。



オリジナル盤の世界へようこそ

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コンサート批評の「耳」

ARISTOCRATでは、コンサートを星ではなく、耳で格付けします。

『涙度』
万国共通の浪花節的、演歌的泣かせる演奏、演技の度合いを示します。
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 ホロット
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 ジーンと
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 堪えるのに苦労
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 泣かずにおれん
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 号泣

『鳥肌度・逆毛度』
所謂ゾクゾクする感動。総毛立つというと恐怖からくるネガティブなイメージがあるがそうではなく、背筋を走る衝撃的感動を示します。
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 鳥肌ぞくぞく
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 産毛が逆立つ
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 背筋に稲妻が!

『溜息度』
これも呆れた時のネガティブな溜息でなく「んーっ!素晴しい」と深く静かな、どちらかと言えば知的な感動を示します。
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 1 回
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 5 回
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 10 回以上

『ガッカリ度・シラケ度』
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 幕合いで帰る
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 幕合い待たず帰る
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 主催者にクレーム
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 料金払戻しを主張